先日テレビを見ていたら、子どものストレスについての話題がありました。
昨年から5回実施された国立成育医療研究センターのアンケートによると、コロナ禍で何らかのストレス反応を呈している子供は72~75%(第1~3回調査より)。そして、小学4~6年生の15%、中学生の24%、高校生の30%に、中等度以上のうつ症状があるそうです(第4回)。
ストレスは感じているだろうとは思っていたけれど、中程度以上のうつの割合を聞いてビックリしました。
「子どもがストレスに感じること」として、コロナを考えるとイヤだ、最近集中できない、すぐイライラする、寝付けない・目が覚める、イヤな夢をよく見る、ひとりぼっちだと感じる、自分や家族を傷つけてしまう、という回答があり、ちょっと、ショックでした。ストレスからこんな風に感じているんだと改めて切なくなりました。子どもには、いつも笑顔で元気であって欲しいのに・・・・
ストレスの原因として、コロナへの不安、黙食や自由に遊べなくなったことなど、日常生活ができなくなったことなどは、そうだよなあと想像していました。でも「親がコロナや政治への不満を聞くのがイヤだった」「大人は大人で大変なんだと思い相談しづらかった」など、思っていた以上にガマンしなければいけない状況だったのだと気づかされました。
そして、子どもはその辛さを大人のようには、うまく吐き出すことができず、ため込んでいるのでしょう。
では、どうしたらよいのか?
1,まずは、子どもの不安を聞いてあげる
親が相談しやすい雰囲気をつく不安な気持り、聞いてあげることが大事なのではないかと思いました。親がいっぱいいっぱいのときは、意識しないと難しいことかもしれません。そして、ゴードン博士のコミュニケーションの方法、つまり「親業」の聞き方がとても役に立ちますよ。
2,そして、子どもにプラスのストロークを与える。
子どもからの意見で、よかったこととして「母親とゲームをやる時間が増えた」「両親とハグや握手などをして安心こすることが増えた」などが挙げられており、言葉にしなくても、このような温かい交流も子どものストレス解消に役立ちますね。これは、交流分析で言う、プラスのストロークを与えることです。子どもは、プラスのストロークをたくさん貰うと元気になるんです。
3,親の気持ちを整える
親が辛い時、その親を見て子どもも辛くなるんです。だから、ご自分が辛いと感じたときは、お子さんも辛いと感じているということを意識してください。そして、ご自分の辛さ、不安などはどこかで吐き出して、お子さんに接してください。本当はこれが一番先に来ることかも知れません。なぜなら、自分が辛いときは、人の話は十分に聞くことができないからです。
だから、気軽に相談できるところを見つけて欲しいと思います。
①厚生労働省の電話相談「こころの健康相談」(0570-064ー556)があります。(時間、曜日などはネットで確認してくださいね)
②また、産業カウンセラー協会でも、無料の電話相談~働く人の悩みホットライン(03-5722-2183)などがあります。Webサイトを確認して、是非ご利用ください。
③私も、初回半額で対面及びzoom相談を受けております。時間外もご相談の上対応いたします。
ともかく、このコロナ禍、親子共々元気でいて欲しいと願っています。
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