カウンセリングの現場で女性の方の話を聞くと、家族の問題は、コミュニケーションの問題が大きいと感じています。
まず、長年夫の暴言に悩まされているという場合、妻は夫の暴言を聞きたくない、などと言うけれど、よくよく話を聞くと、その前の妻の言葉がスイッチになっているということもよくあるようです。
長年のパターンになってしまって気付きにくくなっているのでしょうね。
例えば、夫が間違ってやってしまったことを奥様が「えっ、なんでこんなことしたの?」と思わず言っってしまったとする。そして、いつもその後、「もう、余計なことして」といつも妻がもってしまった言っていたとすると、その言葉を言う前に、相手はいつも通り責められたと思ってしまって、すぐ、防衛的になってしまう。それも攻撃という防衛、いわゆる逆ギレです。「おまえがこんなところに置くからいけないんだろ!」「おまえが悪い!」「俺と同じくらい稼いでから言え!」など、どんどんエスカレートしていってしまう。こういうパターンのようです。
暴言もずっと聞いていると、精神的に追い詰められてきます。
「えっ、なんで、こんなことしたの?」というより、「わたし、○○になっていてビックリしたわ」と言えばケンカにならないのに・・・・
長年使ってきたコミュニケーション・パターンにはなかなか気付かないし、気付いてもなかなか手放せないのですね。
もし、自分も似ていると感じた方で、夫婦の関係を改善したいと思った方は、「親業」のコミュニケーションの方法をお試しあれ。
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